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American Ballet Theatre Fall Repertory (3)
11/3/2006 New York City Center

秋のシティセンターシーズンも終盤です。

CLEAR
Choreography: Stanton Welch
Music: Johan Sebastian Bach

Angel Corella, Xiomara Reyes
Alexandre Hammoudi, Blaine Hoven
Jared Matthews, Arron Scott, Jesus Pastor, Luis Rebagorda

5年前に見たときより、印象が随分良かったような気がする。この秋はちょっと引き締まった上にすっきり短髪のコレーラはとても鋭かったし、見る前は合わないんじゃないかと思ったレイエスは良い意味で期待を裏切ってくれ、美しくバランスも良かった。とても印象的だったのは、2番手の二人組、ハムディとホーヴェン(でいいのかな、英語読みだと)。二人ともしなやかで、ピルエットから回転速度を落としつつアラベスクに入ったりするところや開脚ジャンプなど本当に綺麗。それでもって二人とも長身でスタイルもよくハンサムで、もしかしたら将来の王子様候補かも。。。

AFTERNOON OF A FAUN
Choreography: Jerome Robbins
Music: Jean-Pierre Frohlich

Maria Riccetto, David Hallberg

結論から言うと、期待しただけにややがっかり。去年見たスティーフェル&ケントの方が断然良かった。まず、ホールバーグが顔を上げたときに眼光がぼやけた印象だったところでもうダメだった。彼はあまり上半身に筋肉の線が刻み込まれたようなタイプではなく、脚の線も顔も綺麗で、中性的な魅力はあったと思うのだが、全体として振付を踊っている以上に訴えるものがなかった。リチェットも然り。

SWAN LAKE (Act II Pas de Deux)
Choreography after Lev Ivanov
Music: Peter Ilyitch Tchaikovsky

Irina Dvorovenko, Maxim Beloserkovsky

今年、イリーナの白鳥を見たいと思いつつも見られなかったのでちょっと嬉しかった。前半は物足りなさを感じたが(というか、突然アダージオから始まって入り込むのも難しいと思うが…)、後半はとっても美しかった。

FANCY FREE
Choreography: Jerome Robbins
Music: Leonard Bernstein

Sailors: Herman Cornejo, Carlos Lopez, Marcelo Gomes
Passers-By: Stella Abrera, Julie Kent, Melissa Thomas

ラテン系水兵3人組がそれぞれお茶目で可愛くて、楽しさいっぱいだった。演技はわざとらしさのないコミカルさだし、ダンスは三人三様の持ち味がよく出ていた。コルネホはロケット弾のように跳ぶし、ロペスは滑らかで、ゴメスはぷりぷりお尻をふりふりさせて観客の笑いを誘う。この後、ビミョーに透けてるTバックがかなり気になってしまったんですが。。。
by ponchikrin | 2006-11-04 15:08 | Ballet/Dance Reviews
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